zzzzzz | - |
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(館1階正面玄関) | |
あかり | うわぁ〜…… 雰囲気あるんごぉ…… ふぇっ!? なんかいる! ……あ、プロデューサーさんか。なんだぁ。 |
美穂 | お客様。 |
あかり | ひゃあぁっ! |
美穂 | 呪われし館へようこそいらっしゃいました。 |
あかり | あ、どうも。 |
美穂 | 私はこの館の案内人。 短い間ですがお見知り置きを。 |
あかり | あ、辻野あかりです。 あと、プロデューサーさんです。 |
美穂 | この館はとある少女の願いによって闇に閉ざされてしまいました。 あなた方なら、もしかしたらこの館に掛けられた呪いを解くことができるかもしれません。 |
あかり | ふぇー、凝ってる感じだぁ。 |
美穂 | もっとも、呪いを解かない限り出られないのですが。 |
あかり | えぇ、それちょっと酷くないですか? |
美穂 | あなた方も私も皆囚われてしまったのです。 |
あかり | ふぅん。 |
美穂 | そうそう、お二人では心許ないかもしれません。 呪いに強い方もいらっしゃったようです。 |
歌鈴 | ふぇぇえぇ〜〜〜! うあぁっ! ……アイタタた…… はぁ…… |
(歌鈴、玄関から盛大に飛び込み転倒) | |
美穂 | では御三方、こちらへ。 |
あかり | はい…… |
(昇降機へ乗り込む) | |
美穂 | そうそう、お伝えしておくことがひとつ。 このエレベーターはフロアごとに鍵が異なります。 |
あかり | へぇー。 |
(歌鈴、鍵を受け取る) | |
歌鈴 | ど、どうみょ! ……う、噛んだぁ。 |
美穂 | 次のフロアへ進む鍵は各階の住人がお持ちです。 どうぞ館の最深部にたどり着くよう祈っています。 では、いってらっしゃいませ。 |
(昇降機上がる。直後に停電) | |
歌鈴 | ふぎぃっ! |
あかり | ライトが切れたんごぉ…… |
(電源復帰) | |
歌鈴 | じゃ、じゃあ、開けますね。 |
あかり | はい。 |
(2階へ) | |
あかり | ふぇぇ、暗いんご。 |
歌鈴 | とか言いながらすんなり出ていきますね! |
あかり | だって待ってても終わらないですし。うん。 という事で歌鈴ちゃん、プロデューサーさん、あの扉に行ってみましょう。 |
歌鈴 | な、なんかドライな感じですぅ…… |
(あかり、扉へ手を付ける) | |
あかり | 開けますね。 よいしょっ。 |
(部屋は暗く視界が開けない) | |
あかり | 暗いんごぉ。 歌鈴ちゃん、入りません? |
歌鈴 | いやいや無理ですってこんな所! ……はっ。 |
(あかりと歌鈴の視線がPへ) | |
Zあかり 歌鈴 |
お願いします! |
(Pが部屋に入ると扉が閉まる) | |
歌鈴 | あぁ、閉まっちゃったよ! プロデューサーさん、大丈夫ですか!? |
あかり | あぁ、おっかない。 |
小梅 | どっちかを選ばないと選ばないと、出られないよ…… |
(明るくなった視界の先には2棺の棺桶) | |
P | 左の棺桶を開ける |
輝子 | ヒャッハァー! ……ふ、ふふふ、ふふふふ。 さあ、友達もご一緒に。いくゼェ、せぇのッ! ヒィヤァっっハァァアァァッ!!! |
輝子 | ……よし、じゃあ戻るね。 来てくれてありがとう。 |
(輝子、棺桶へ戻る。その後部屋の扉が開く) | |
あかり | あぁ、開いた。 プロデューサーさん、大丈夫でしたか? |
歌鈴 | はーやく部屋から出てくださいっ! |
あかり | 次のフロアの鍵、ありました? |
歌鈴 | 大丈夫みたいですけど、鍵は無かったみたい? |
あかり | なーんだ。 じゃあ他の部屋に行きましょっか。 |
あかり | こっちのドア開きませんでしたし。 |
歌鈴 | あかりちゃんドライですね。 |
あかり | あ、また扉が。 |
歌鈴 | ふぇぇぇ…… |
あかり | 行ってみますか。 |
歌鈴 | うぅ。 ホラーハウスっぽいですねぇ…… |
あかり | 失礼します。 |
(3人は奥の部屋に入る。扉は閉まり、電源は落ちる) | |
蘭子 | はーっ、はっはっはっはっ! 我が聖域に迷い込んだ哀れな仔羊たちよ! |
(電源復帰。蘭子、眼前に浮いている) | |
Zあかり 歌鈴 |
出た〜っ!? |
蘭子 | お前たち、ここが魔王の居城と知っての狼藉か? |
あかり | 魔王なのに意外と部屋が狭いんだ。 |
蘭子 | な!? なにを! ホントはもっと広い予定だったけど、予算がぁ…… って!? |
歌鈴 | あぁっ、予算とかそういう話はっ! |
蘭子 | あ、う、うふん。 魔王たるもの、この程度では揺るがないわ。 |
あかり | 揺らいでませんでした? |
蘭子 | ふん。して、お前たちこの私に何用か? 世界の滅亡か、神話の創造か、何を望む? |
歌鈴 | あのー、鍵が欲しいんですけど。 |
蘭子 | ほぉ。 ソロモンの鍵か、それとも銀の鍵か? |
歌鈴 | え、その、そんな大したものじゃなくて、えっと。 |
蘭子 | なんだ? ならば冥府の鍵か、それなら魔王に頼むに相応しい。 |
あかり | エレベーターの鍵、あったんご♪ |
蘭子 | えぇ、ちょ、ちょっと! |
あかり | もうこんなとこ出ましょう。 鍵もあったことだし。 |
蘭子 | どうしよう。 あ、え、ちょ、もうちょっと話を。 ああ、待って〜! もー、我も〜! |
あかり | お邪魔しました。 どうもー。 |
歌鈴 | いいですか? すみません。 お邪魔しましたー。 |
(部屋を出る) | |
あかり | なんか意外と簡単ですねこの探検。 |
歌鈴 | ですね。 思ったよりも怖くないし。 |
あかり | 大体真っ暗になるのは驚かされるけど。 |
歌鈴 | このまま各階で鍵を集めて館を攻略しましょう。 |
あかり | 呪われたら祓ってもらうんこ。 |
歌鈴 | うっ。 あはは、この御幣が使われないことを祈ってます。 |
(昇降機上がる、電源喪失) | |
歌鈴 | ふぃっ!? |
あかり | またー? |
歌鈴 | かしこみ、かしこみ〜。 |
(電源復帰、3階へ) | |
あかり | さーて、次のフロアは何が待ってるのかなあ? |
歌鈴 | 何も無いといいんですけど。 |
あかり | まあ、何かあったらその時はその時で。 |
歌鈴 | 神様、お守りくださいぃ…… |
あかり | こっちの扉は、やっぱり開かないみたい? |
歌鈴 | じゃあこっちですね。 失礼しまーす。 ふぁえぇ、やっぱり暗いですね。 |
(喪失復帰。眼前はちとせ) | |
ちとせ | あら、お客様? こんばんは。 |
歌鈴 | あ、ど、どうも。 |
ちとせ | 今使用人が出払っているの。 おもてなしもできなくて、ごめんね。 |
あかり | この部屋は、見た感じなさそう? |
歌鈴 | あの、突然押しかけてすみません。 鍵とかって持ってたりとか、してませんかね? |
ちとせ | 人生の扉は開くべき時に開くものでしょ。 |
歌鈴 | そう、ですかね? |
ちとせ | 私が開いてあげれる扉はないから力にはなれないかな。 |
あかり | 凄そうなことを凄そうな雰囲気で言ってるけど何もしてくれないんご。 |
ちとせ | そうだね。 なら、そこの薔薇を一輪持っていって。 せめてこれくらいのプレゼントはさせて。 |
あかり | それならこれを。 プロデューサーさんに着けていいですかね? |
(Pの胸元に薔薇が添えられる) | |
歌鈴 | なんかいい感じですね。 |
ちとせ | うん、よく似合ってる。 |
あかり | それじゃあ、私たちはこの辺りで。 |
歌鈴 | 突然お邪魔しました。 |
ちとせ | ばーい、またね。 次はお茶会にでも、バイバイ♪ |
(部屋を出る) | |
あかり | いい人っぽかったけど鍵はもらえなかったなあ。 |
歌鈴 | やっぱり奥の部屋ですかね? この感じだと。 |
あかり | このホラーハウス、わかってきたかも。 |
歌鈴 | わかった? |
あかり | 多分ですけど毎回奥の部屋に鍵があるんじゃないかなって。 |
歌鈴 | そんな簡単なことって? |
(壁に掌の打音と射影が並ぶ) | |
歌鈴 | うひゃあああぁ! |
あかり | おおおぉおおぉぉ、おぉぉぉおぉおぉ! |
(逃げているうちに部屋へ入る、電源喪失) | |
歌鈴 | びっくりしたぁ…… 次は何が来るんでしょう? |
まゆ | プロデューサーさん? 他の女の子と、楽しいですか? |
まゆ | 迎えにきてくれると思ってたのに。 まゆ、信じてたのに。 ずっとずうっと、待ってたんですよ? |
まゆ | あなたが来てくれるのを。 なのに、他の子と遊んでたなんて。 |
歌鈴 | これ、鍵ですよ!? |
まゆ | 許さない。 |
(電源復帰、眼前にはまゆ) | |
歌鈴 | うひゃぁぁっ! 失礼しましたっ! |
あかり | ごめんなさぁい! |
まゆ | 逃げ出すなんて、恋から逃げ出すなんて。 信じられない。 信じてたのに。 |
(部屋から脱出) | |
歌鈴 | いや〜、びっくりしました〜。 |
あかり | よくできてるアトラクションでしたねー。 って歌鈴ちゃん、お腹鳴ってますよ。 |
歌鈴 | え、私じゃないですよ。 だってお腹の音あかりちゃんから…… |
(後方からゾンビの群れ) | |
歌鈴 | うひゃあぁーーーっ! 来ないでーっ! |
あかり | で、出たぁーーーっ! 逃げるんごーっ! |
(逃げてる途中で歌鈴転ぶ) | |
歌鈴 | たっ! あー、いたたっ。 どうしてこんなところにバナナの皮がぁ! |
あかり | 走って走って! |
歌鈴 | あれ、この鍵入らない!? 4階の鍵じゃない!? |
あかり | じゃあ5階! |
歌鈴 | 刺さった! |
(昇降機上がる) | |
歌鈴 | 来ないでくださいー! |
あかり | も〜、なんなの〜。 ……ふぅ。 油断、してましたね。 |
歌鈴 | こんなに怖いホラーハウスだったなんて…… |
(5階へ) | |
あかり | このフロアも何もないといいな。 やっぱり、奥の部屋に鍵があるみたいだし、また奥の部屋から行きますか。 |
歌鈴 | 言いながらもう向かってるじゃないですか。 |
あかり | えー、ここ暗。 ひっ。 |
歌鈴 | どうしたんですか? 突然立ち止まって。 |
あかり | いや暗くって。 それに誰か…… |
歌鈴 | ん? 誰も、いないですけど? |
あかり | そ、そうですよね。 |
(喪失復帰、眼前には颯と凪) | |
Zあかり 歌鈴 |
ひぃっ! |
(喪失復帰、眼前から颯と凪が消える) | |
颯 | ねえ、あそぼ? |
凪 | 遊びますか? |
Zあかり 歌鈴 |
で、で、あぁぁぁっ…… 出たぁっっ!!! |
颯 凪 |
ふふふ…… |
(後方に颯と凪、逃走) | |
あかり | おおおぉおおぉぉ、おぉぉぉおぉおぉ! |
歌鈴 | なんでこっちにいるんですかぁっ! |
(奥の部屋へ、電源喪失) | |
あかり | な、なんか結構怖くないですかこの館? |
歌鈴 | こ、怖くないと言ったら嘘になっちゃいますね。 |
あかり | 次は一体。 |
紗枝 | なんやお客はんか? おいでなす。 |
(電源復帰、眼前には紗枝と千本鳥居) | |
あかり | あれは? |
歌鈴 | 紗枝ちゃん? |
紗枝 | 大切な人が来てくれはったんかと思たら、そないな訳やあらへんどすな。 |
あかり | なんか、ヤバい雰囲気? |
歌鈴 | そ、そうですね。 |
あかり | とっとと鍵もらって出ましょうよ。 |
紗枝 | ウチの大切な人は戻らへんのに、なんでアンタらが来はるん? |
あかり | あの、鍵とかって、持ってたり? |
紗枝 | 知らんなあ。代わりに…… アンタらの命、置いてってくれまへんか? |
(紗枝、日本刀を抜き身で振り回す) | |
あかり | 失礼しましたぁ、人違いですー! |
歌鈴 | 斬らないでぇっっ! |
(部屋から脱出、電源喪失) | |
歌鈴 | 紗枝ちゃん怖かったぁ…… |
あかり | すごい、お芝居って感じでしたね。 |
歌鈴 | ですね。 ところで、暗いままですけど…… |
あかり | うーん、故障かなあ? とりあえず壁伝いに進みません? |
歌鈴 | うー、じゃあ私はプロデューサーさんにくっついていくので、頼みます。 |
あかり | 暗いですねー。 うわっ! ……自分の髪の毛でした。 |
歌鈴 | ちゃんと進んでくれないと〜。 |
小梅 | はぁい、大丈夫? |
あかり | 今の誰? |
小梅 | こっちだよこっち。 ほら、早く早く。 |
歌鈴 | とりあえず、声のする方に行きましょうか。 |
小梅 | そうそう、足元気をつけてね。 こっちこっち、はぁい。 ほら、こっちだよ。 もう少し、頑張って。 |
あかり | あった! ドアにたどり着いたみたいです! |
歌鈴 | はぁ良かったぁ。 じゃああかりちゃん、お願いします。 |
あかり | 開けまーす。 |
(部屋へ入る、電源復帰、眼前には由美) | |
由美 | わぁー、お客さんかな。 珍しい。 |
歌鈴 | こ、こんばんは。 |
あかり | 常識人っぽい。 |
由美 | 人とお話しするのは久しぶりだよ。 普段は草花とおしゃべりしてるから。 |
あかり | やばい人だったんご。 |
由美 | どうしたの、こんなところへ? 私のお花たちの養分になりに来たの? |
あかり | あ、違います、お花の養分は間に合っています! 実家はりんご農家なんで! |
由美 | そう、草木のお世話をしてるんだ。 仲良くなれそう。 |
あかり | 良かったぁ。 変だけどいい人だぁ。 |
歌鈴 | あの、エレベーターの鍵とかお持ちじゃないですか? すいません突然。 |
由美 | んー、どうだったかなー? |
あかり | この反応は、持ってるけどタダではくれないとかそういうの。 |
歌鈴 | で、でもお金とか持ってないですよ! |
あかり | そうだ、プロデューサーさんの薔薇、あげますから! |
由美 | ホント? 実は気になってたの。 |
あかり | あげます! ……プロデューサーさんが着けてたやつですけど。 はい! |
由美 | うんっ! うーん、とってもいい香り。 ありがとう。じゃあこれ、あげる。 |
あかり | わぁー、ありがとうございます。 |
歌鈴 | 助かりました。 |
由美 | お花好きに悪い人はいないんだから。 |
歌鈴 | 失礼します。 |
あかり | 今度、家のりんご、持ってきますねー。 |
由美 | うん、楽しみにしてるね。 |
(部屋から脱出) | |
あかり | これで4階に行けるんご。……歌鈴ちゃん? |
歌鈴 | 私じゃないですよ。ん? |
ぴにゃ | ぴにゃ〜〜。ぴにゃ〜〜〜! |
(ドスを握ったぴにゃ登場、逃走) | |
あかり | 出たー! どれだけ出てくるのー! |
歌鈴 | いいからエレベーターへ! 勘弁してくださいー! |
ぴにゃ | ぴにゃー! ぴにゃぴにゃぴにゃ、ぴっにゃー!! |
(昇降機上がる、6階へ) | |
あかり | はぁ〜、よいっしょっと。 |
歌鈴 | これが最後の階のはず。 |
あかり | でも正直疲れたんごー。 終わりが見えない。 どうせこっちのドアは開かないと思う。 !! |
(ドアに断裂多数、裂け目から急迫するりんごろう) | |
あかり | ご…… ここでりんごろうさんかぁー。 確かに、どっかで出るって聞いてたけど、ここかあ。 |
歌鈴 | 怖かったですね…… |
あかり | そっちの部屋、入ろうか? |
歌鈴 | ですね。 開けまーす。 |
(部屋へ入る、喪失復帰、眼前には籠の中のほたる) | |
ほたる | どうして…… どうして来てしまったの? |
あかり | 出たぁーっ! っていうか、籠? |
ほたる | 来てくれて嬉しいです。 でも、あなたたちは来ちゃいけなかった。 |
歌鈴 | え、なんで? |
ほたる | 私は呪われた身なんです。 この館に起きている怪異は呪われた不幸せな少女たちのせい。 あなたたちもこの呪いの檻に囚われたくなかったら早く逃げてください。 |
ほたる | この館のどこで逃げられるかわかりませんが…… |
あかり | なるほどー、へー呪われてるんですかー。 じゃあ、歌鈴ちゃんの出番ですね。 |
あかり | 歌鈴ちゃんを誰だと思ってるんですか? 巫女さんですよ、しちゃう子だけど。 |
歌鈴 | えっへん。 そうなんです、巫女さんアイドルなんです、私。 |
歌鈴 | コソコソ…… くるっと回って…… ジャーン!!! 御幣だって持ってます! 驚きすぎて声も出ませんね? |
あかり | ついでに呪いも祓っちゃってください! 歌鈴ちゃん、これ、そういう流れですよ! |
歌鈴 | よーし、よくわかんないけど、頑張ります! ……畏みー、畏み申すー。 この囚われの少女を救い給え、祓い給え、清め給え、畏みー! |
(開かれる籠) | |
あかり | やったー、成功ですね! |
ほたる | そんな、呪いの檻が…… |
歌鈴 | やー、巫女さんらしいところをちゃんと見せられて良かったー。 |
ほたる | ありがとうございます、助けてくれて。 |
あかり | さあ、出てきてください。 |
ほたる | ここから出られるなんて。 |
歌鈴 | いやー、このホラーハウスも無事クリアですね。 |
あかり | ですね。長かったような、短かったような。 |
ほたる | いえ、これで終わりではありません。 まだ、救われていない少女は残っているから。 |
あかり | それって? |
ほたる | ついてきてください。 こっちです。 |
(部屋から脱出、最後の部屋へ) | |
ほたる | この館は呪われた館です。 それは、私が呪われていたから。 |
あかり | 大変ですねー。 |
歌鈴 | 大変って…… |
ほたる | でも、私たちを呼び寄せたのは、あの子。 |
Zあかり 歌鈴 |
あの子? |
ほたる | そう、あの子なんです。 全てはあの子から始まったの。 |
歌鈴 | 洋子さん、ですかね? |
あかり | 行きましょう。 |
(部屋へ入る) | |
ほたる | 久しぶりですね。 あなたもきっと見ていたからわかると思います、この人たちのこと。 |
あかり | あー、目立ってましたか? あはっ。 |
ほたる | だから、信じて出てもらってくれませんか? |
(喪失復帰、眼前には小梅) | |
歌鈴 | ど、どうも!? |
ほたる | 出てきてくれて、ありがとう。 |
小梅 | あなたたちのこと、ずうっと見てたよ。 |
歌鈴 | いやぁ、お恥ずかしいですね。 |
あかり | お世話になりました。 |
小梅 | この館は、気に入った? |
あかり | いやー、大変でしたー。 |
歌鈴 | 本当に。でも、 |
Zあかり 歌鈴 |
楽しかったです! |
小梅 | 楽しかった?…… |
あかり | だって色々出てくるし、 |
歌鈴 | 盛りだくさんで、 |
あかり | みんな個性派で、お友達になったら楽しそう! |
歌鈴 | もちろん、小梅ちゃんも! |
小梅 | はぁい、ありがとう…… |
ほたる | いい人たちだから、この人たちはいいよね? |
小梅 | うん。 あなたたちは、ほたるちゃんの呪いを解いて、 |
ほたる | 小梅ちゃんとお友達になれたから、 |
Z小梅 ほたる |
うん。 見事、生還です。 バチバチバチ、おめでとうございます。 |
あかり | おお、それって、 |
歌鈴 | つまり、 |
あかり | このアトラクションは、 |
小梅 | クリアだよ。やったね。 |
あかり | いやったぁー! |
歌鈴 | おおっ! やりました、やりましたよ、プロデューサーさん! |
あかり | 誰とでも仲良くしてみるもんですね! あ、ちなみにここで逃げようとしたらどうなってたんですか? |
ほたる | それはぁ、 |
小梅 | このメンバーで、新しく館の住人になっちゃうことになるんだ。 |
あかり | そっちじゃなくて良かった。 |
小梅 | プロデューサーも、ホラーハウスの体験お疲れ様。 |
ほたる | 私たちの演技、いかがでした? |
あかり | アイドルたちに脅かされて、なんか楽しそうでしたよ。 |
歌鈴 | 一番楽しめるのは、プロデューサーさんなのかも♪ ですね! |
小梅 | 気に入ったら、館の住人になっちゃうかも。 |
あかり | その時は、救いには…… 来ませーん! |
全員 | あっははははは! |