| z | |
|---|---|
| 父ちゃんもお母ちゃんも、アイドル、反対しなかったんご。 っていうか、山形のりんごをいっぱい宣伝してこいって、本人の私より、乗り気だったかも……。 |
|
| 山形はりんご界で3番手なんです。 いつか勝って1番になるってのが、父ちゃんの口癖で…… まぁ、目標は大事ですけど。 |
|
| だって、現実って無情だと思いませんか？ どんなに手間暇かけたりんごだって、台風が来たら一発でアウトなんですよ。自然は怖いんです！ |
|
| だから、実は、アイドルも…… ほどほどにやるつもりだったんです。 できるところまで、ムリせず、そこそこって。 |
|
| でも、トレーナーさんにしごかれたり、メイクさんにいっぱいお化粧されたりしてたら、私の気持ちも、変わってきたんです。 | |
| ちょっとずつ踊れるようになって、ほんのちょっとだけ、可愛くなって……もしかしたら私、ホントのホントに、アイドルできるのかも！ | |
| それに……父ちゃんとお母ちゃんたちが、頑張れって。 頑張るの好きじゃない私に、頑張れって言うんです。 山形りんごを宣伝するためって名目までつけて！ |
|
| あは♪りんごのアイドルになっちゃったんご！ どうしよう、りんごの宣伝のためだったのに……なんだか、楽しくなってきちゃいました♪ |
| おめかし☆あかりんご | |
|---|---|
| てへへ……嬉しいです。 山形で生まれたものが、ちゃんと都会にあることがわかって。 あっ、大げさってわけじゃないですよ。 |
|
| だって、都会にはいろいろなものがあるじゃないですか。 元々都会にあったものはもちろんですし、それこそ世界中から最新のものが集まってきてて。 |
|
| それだけのものが集まってきたら、きっと流行も早いですよね。 次から次へと新しいものが出てきて…… どれだけ良いものでも、きっとずっと居続けられません。 |
|
| このりんごがあった場所も、来月にはたぶん別のものが……。 でも、それはしょうがないですよね。そういうものだし。 だけど、ちゃんとあったことだって事実ですよね！ |
|
| 都会の高級店に、山形のりんごはちゃーんとあったんです！ もしかしたら、ちょっとの時間だったかもしれないけど…… でも、通用してたんです！私と同じ山形のものが！ |
|
| そう思ったら……なんだか、私もやれるんじゃないかって。 まだまだ成長途中ってことはわかってますけど、それでもアイドルとして……もしかしたら……！ |
|
| と、思ってたけど……うううっ、やっぱり緊張する～！ こんなに可愛いお洋服を着るのもはじめてだし……。 金賞までまだまだ遠い道のり、がんばれあかりんご！ |
| アップル☆カーニバル | |
|---|---|
| せっかく、みんなと遊びに来たんだし…… 私が乗りたいって言ったんだし。ちょっといいところ見せたいな。 よしっ。あかりんご、いっきまーすっ♪ |
|
| あっ、プロデューサーさん！こっちこっち！ お仕事、お疲れさまでした♪ ふたりも、ちょっと先で待ってますよっ。 |
|
| はぁ……今日はいい日だなぁ。 だって、お花見ができるのは今だけですから。 それをアイドルの友達やプロデューサーさんと……テヘヘ♪ |
|
| ホントはですね。ちょっとだけ不安だったというか…… 上京しても友だちとかできないんじゃないかなーって。 ほら、私ってあんまり目立たないし。あは。 |
|
| それに……アイドルって、みんながライバルですよね。 みんながトップアイドルになろうとしてるんだから、 新参の私なんか、見向きもされないんじゃって。 |
|
| ……でも、そんなこと全然なかったです！ みんなとっても優しくて、応援もしてくれて！ こぐのは自分の力だけど、みんなで進むスワンボートみたいな！ |
|
| 私もみんなみたいに……なるのは、まだ早いかもしれないけど。 応援してくれる人たちへこいつらをもっと届けなくっちゃ！ あかりんご、すっごく元気にやってるよって！あは♪ |
| はじけてサマーアップル | |
|---|---|
| プロデューサーさん、溶ける前に食べちゃいましょっ。 大丈夫ですよ、海は逃げませんからっ。 もし逃げられても、近いし！すぐ追いつきますって。 |
|
| それにしても……海だな～。 波の音はするし、海の家は美味しそうな匂いだし、 みなさん楽しそう。海だな～って感じ♪ |
|
| ほら、私の家ってりんご農家じゃないですか。 だからなのか、みんなで出かけることって少なくて。 海も、子どものころに来たくらいで。家から遠かったからかな。 |
|
| 山形は泳げる期間も短いですし、海にそんな憧れがあったわけじゃないですけど…… こう、いざ目の前にすると……海だな～って。 |
|
| アイドルにならなかったら、ここにも来なかったのかなぁ。 それとも、地元の友だちと来てたのかなぁ。 う～ん。まぁ、どっちにしても今が大事ってことで♪ |
|
| 今年の夏は、なんだか特別になりそうな予感っ。 でもでも、もっともっと夏っぽく楽しみたいなぁ……！ プロデューサーさん、そこんところ、お願いしますっ！あは♪ |
|
| わわわっ、オシャレな雰囲気っ！？しかも、山形りんご推し！ あかりんご、こんなにはじけちゃっていいんですかっ？ なら……みなさん、この夏はあかりんごとはじけてね～！ |
| Brand new！ | |
|---|---|
| あの……すいません。 いま、ちょっと、あんまり、喋れる感じじゃないんで。 少し待ってもらって、いいで、すか……ううっ。 |
|
| 酷い目にあったんご……。 あれが噂の、地獄のレッスンメニュー……。 え？まだまだ上がある……？あはは、冗談きついなぁ？ |
|
| あ、いえ、受けたくないです。大丈夫です。 私は私なりのレッスンメニューってことで。 ゆっくりじっくり、育ててほしいんで。 |
|
| 私は、つかささんみたいにバリバリはできないし、 あきらちゃんみたいな賢さもないです。 でも……だからって、焦らなくてもいいやって、思うんで。 |
|
| 栄養をたくさんあげたからって、 りんごが早く実ったりはしないじゃないですか。 私も、私なりの周期で実ると思うんですよね。たぶん。 |
|
| あ、でも、大きくて甘い実にはなりたい……かも、なので。 じゃあやっぱりレッスンはしないとねって…… あれ？そういう話でしたっけ？あれあれ？まぁ……いっか！ |
|
| アイドルあかりんご、いったん収穫の時期です！ 頑張って美味しく実った……と思うので！ みなさん、楽しんでいってくださーい！ |
| おめざめ☆あかりんご | |
|---|---|
| あーあ……もう終わっちゃうのかぁ。 まぁ、また遊びに行けばいいんだけど。それはわかってるけど。 ……楽しかったから、しょうがないよね。 |
|
| ぷっ、あははっ♪あー、このときは笑っちゃったな〜。 ……って、プロデューサーさん？いつの間にっ？ もー、来てたのなら何か言ってくださいよぉ。お疲れさまです。 |
|
| あ、これですか？この間、遊びに行った時の写真です。 あきらちゃんとりあむさんの3人で。 よかったら見ます？何かの宣伝に使えるかもだしっ♪ |
|
| いやー……あきらちゃんって、どこで撮ってもキマってるなぁ。 りあむさんは……これとか、すっごい似合ってます。 ほら、ラーメン屋さんの紙エプロン。違和感ないですよね。 |
|
| え？私もいい感じに撮れてる？あは、どうも。 でもなー……ふたりと比べると、なんだかなって感じですよ。 良くも悪くも普通？みたいな。あはは。 |
|
| 花も毒もないって言うか。まあ、それもりんごっぽいかも…… あれ、どうしました？なんか考えてるような顔してますけど。 ……え？ |
|
| 次のお仕事は、可愛さで勝負する？ ……私が？アイドルで？ …………え？ |
|
| えええええ〜っ！？ | |
| ま、まさか、こんなことになるなんて……！ この距離感……プロデューサーさん、本気の本気だったんご。 ……はい？可愛いからしょうがない？え〜、そんなぁ……あは♪ |
| EVERLASTING | |
|---|---|
| それじゃあ私たち、あちこち挨拶してきまーす♪ プロデューサーさんも楽しんでくださーい♪ ……えへへ、本日の人気者を、3人占めしちゃうのは悪いのでっ♪ |
|
| いよいよアニバーサリーLIVEかぁ……！ 緊張は……してるような、してないような……。 あやっ、頑張る気はありますっ！もちろんっ！ |
|
| あのっ。ちょっと変な話、しちゃいますけど…… 私、さっきまで、夢を見ていた気がしてて…… あんまりはっきり覚えてないんですけど……。 |
|
| アイドルみんなが、出てくる夢だったんですけど…… みんな、とってもキラキラしてました。 見てる私も、楽しくなっちゃって！ |
|
| でも、その中に……私も出てきて。 私も……キラキラしてて。 だから今は……なんだか、胸の奥がいっぱいで。 |
|
| あ、そういえば……その夢の中、プロデューサーさんもいました。 プロデューサーさんも、楽しそうにキラキラしてて……。 あのっ、今日のLIVEも、一緒に楽しみましょうねっ！ |
|
| アイドルあかりんご、めいっぱい弾けちゃいまーすっ♪ 私を……ううんっ、私たちをっ！ ずっとず〜っと、これからも、よろしくでーす♪ |