それぞれの道で
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事務所 | |
つかさ | ふぅ……有意義なレッスンだったな。 やっぱ、限界は越えるためにあるわ。 さーて、次の仕事まで、仕事でもすっかなー。 |
つかさ | ……ん? あかりとあきらじゃねーか。どうした? 仕事か? |
あきら | どーも。 それぞれ別現場へ出かけるまで時間があって。 喋ってたとこ。 |
あかり | つかささんもいっしょに、お喋りしません? |
つかさ | んー……たまにはそういうのもいいか。 ま、アタシもこの後アサインされてっから、それまでな。 |
あかり | わかりました! わかり……あさいん。わからんご……。 ちなみに……どういうお仕事なんですかね? |
つかさ | トークショーに呼ばれてんだ。 多いんだよな、アタシ。その手の仕事がさ。 |
あきら | つかさ節、とかなんとか。ネットでも話題デスよね。 切り抜かれて騒がれたりとかも、たまに見るけど。 |
つかさ | おう。知られてねーより百倍いいな。 カスタマーに好き嫌いが出てきてるのは、 桐生つかさってブランドのイメージが固まってる証拠だしよ。 |
つかさ | 結局、アタシの最強の商品はアタシ自身だからさ。 隠す意味ねーし。売り込んでナンボだろ。 こっちは本気で桐生つかさの人生やってんだ。 |
あきら | さすがの強メンタル…… どこかの誰かも見習ってほしいヤツ。 |
つかさ | ま、こうやって自分にハッパかけてんだけどな。 ……んで、ふたりはどうなんだ? ふたりとも、今日は仕事なんだろ? |
あかり | 私は今日は、お料理番組に出ることになってて! りんごろうと一緒に、アップルパイを焼くんですっ♪ |
つかさ | あかりは相変わらずかな。 どうだ、あれから。山形りんごは。コミットできてんのか? |
あかり | こみっと……? |
あきら | 山形りんごは人気になってきたか? ってことじゃない。 |
あかり | あー。そういうことなら、ちょっとずつ! 父ちゃんが喜んでるって、お母ちゃんからも連絡があって! |
つかさ | へぇ!よかったじゃねーか。 けど、その結果に満足すんなよ。 事業は守りに入ったときが負けの始まりなんだ。 |
あきら | りんごPRキャラも、すっかり知られてきたよね。 なんか、語尾ももう、そういうキャラになってきたし。 実は、狙ってたんでしょ? |
あかり | 最初はホントに勘違いだったんだけど……ね? あはは……。 |
つかさ | 結果出てるなら、あかりの勝ちだろ。 山形りんごの未来、お前が変えてるのかもな。 |
あかり | そこまで言われると、荷が重いですけどっ。 まぁ、ほどほどに、アピールしていければいいなぁっ。 |
あかり | あきらちゃんは、今日は広告の撮影だっけ? |
あきら | うん。 今日の仕事は、シチュも服もスゴくいいカンジで。 けっこう、楽しみにしてるんだ。 |
つかさ | なら、いい仕事になるな。 最近、メディアでもちょこちょこ聞くぜ、あきらの名前。 数字持ってるってさ。 |
あきら | どーも。 楽しそうな仕事があれば、よろしくデス。 |
つかさ | 覚えとくよ。 |
あかり | あきらちゃんの写真、どれもカッコいいから、 雑誌で見ると、つい買っちゃうんだよなぁ。 |
あきら | へへ。ありがと。 そもそも、よくなりそうなヤツしか受けてないから。 Pサンには、迷惑変えてるだろうけど。 |
つかさ | いい仕事とってくんのが、アイツの仕事だろ。 働かせとけ。 あきらは楽しくなりたくてアイドルやってんだろ? |
あきら | そーなんデスよね。 結局、楽しいと思わないと、ノれないんで。 |
つかさ | ははっ!その仕事選ぶスタイル、嫌いじゃねーよ。 しかし、つくづくバラバラだな、アタシら! あのVTRを見返した時も思ったけどさ! |
あきら | VTR。そんなのもあったね。 カメラ持って、ふたりのいろんなトコ撮ったの、 ちょっと懐かしいな。 |
あきら | まだ時間あるし、久しぶりに、ちょっと見る? |
VTR視聴中 | |
あかり | こうやって撮影してたから、 ふたりのいいところ、いっぱい見つけられた気がするなぁ〜! 他のアイドルにも、いいところがたくさんあるのかなぁ? |
あきら | ……もっといろんな人と、一緒に歌ってみたね。 |
つかさ | 出会いがもたらす成長に感謝、ってな。 |
あきら | そう言われると、暑苦しいな。 勘弁してほしいかも。 |
つかさ | ハハッ! |
ほたる | あの、りあむさん! そろそろお仕事に向かわないと、 本当に間に合わなくなっちゃうので……! |
あかり | あ、ほたるちゃん!と……。 |
りあむ | そう言いながら、ぼくを置いていかないほたるちゃん…… あ〜、困り顔が可愛いなぁ〜、 ほたるちゃんってどうしてこう、困らせたくなるんだろうな? |
ほたる | なんで嬉しそうなんですか!? |
P | りあむ、そろそろ引き際。 |
りあむ | やっぱりぃ? |
あきら | なにやってんデスか、りあむサン。 イヤイヤ期の幼児ごっこ? |
りあむ | しょーがないよね、赤ちゃんなんだから。 バブー。 |
ほたる | えっと、りあむさんと私でこれからお仕事なんですけど…… リアムさんが、やむって……不安だって言ってて。 私、どうしたらいいか…… |
あきら | ほたるチャン、置いてっていいデスよ、この人。 どうせやむやむうるさいだけで、大してダメージないんで。 |
りあむ | あきらちゃん…… ぼくのこと、よくわかってんじゃん……トゥンク。 |
あきら | あー、あー、Pサン、早く連れてっちゃってください。 ほたるチャン、介護よろ。 |
ほたる | あっ、はいっ。 失礼しますね。じゃあ、りあむさん。 |
りあむ | あぁあ〜〜〜〜。(退場) |
P | 君たちも |
P | お喋りもいいけど、 そろそろ次のお仕事に向かう時間じゃない? |
つかさ | お、マジじゃん。 時間は貴重だしな。出るか。 |
あかり | それじゃあ、プロデューサーさんっ。 次のお仕事はばらばらだけど……せーのっ。 |
あかり | いってきます! |
あきら | フォローよろしく。 |
つかさ | 勝ってくるぜ! |
あかり | あっるぇ〜〜〜? おっかしいんご〜〜〜! |
つかさ | やっぱあわねー! あっはっは! |
あきら | これがきっと自分たちらしさ、デスね。 へへっ。 |
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